あいにくの雨で、多くの桜は花の時期を終えているようですが、春は「新たな出会いの季節」の通り、弊社にも新入社員が入社いたしました。

　昨年６月に企業説明会を開催した際に参加してくれた学生が、面接と入社試験を経て採用となりました。
　
　毎年色々なタイプが、一員となってくれていますが、今年の彼は人懐っこく、すぐに溶け込んだようです。すでに先輩や上司達に可愛がられ、入社早々のお仕事は、「自分が座る椅子の組み立て」でした。
　
　当社は、「システム開発」をメイン業務としているものの、“それだけ”をしていればいいという教育は致しません。例えば、椅子の組み立てから電話応対、お客様との打合せなど様々な業務に関わっていき、そこから得る知識や経験を、自分の血肉として、幅広い会話や提案ができるような人材に育って欲しいと願っております。
　
　「たかが椅子の組み立て」と侮ってはいけないと教えます。如何に、効率良く短時間で組み立てるか、組み立てたあとの片付け（組み立てしながら片付けも同時進行）、など考えられる限りのことを、次のアクションへの動線も含めて作業にあたる。そういう些細なことから、順序立てて、先の動きを見越していく習慣をつけることも重要です。
　
　一つを組み立てが終わったあと、次の組み立てを依頼すると、完成までの時間が短縮されていました。コツもつかんだようです。小さなことですが、本人に自信も付きます。「自分にできること」を一つ一つしっかりと積み上げて、出来る範囲を広げていってくれればと思います。

　その後、自分で組み立てた椅子に座り、指導員から事務作業を指示された様子です。これからの成長に期待です。お知らせが大変遅くなりましたが、皆様に可愛がられて、育てて頂ける社員となってくれますことを祈っております。