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経験者から見たパソコンの歴史 -黎明期-

2014.08.26
開発者News

パソコン黎明期(1980年代前半)

さて、皆さんはPC-8001、PC-8801、MZ-80K、FM-7と聞いて製造メーカとデザインが思い浮かびますでしょうか?

先頭2つ(PC-8001、PC-8801)はPCの文字がついているからNEC?、最後は富士通?かなと、何となく想像がつきますが、(そう思われた方は大正解!)、MZ-80Kはどうでしょう?すぐ分かった方は私のように半世紀以上生きてきたパソコンおたく位ではないでしょうか。

正解はシャーペンを発明したあの液晶で有名なシャープです(分かりましたか?)

1980年頃、パソコンブームがあり、多くのメーカ (NEC、富士通、シャープ、三菱、日立、松下等)がパソコンを販売していました。

当時のエピソードとしては、シャープ社は毎週日曜日の朝に一社提供のテレビ番組のなかでMZ-80Kを使ったパソコン関連情報や簡単なプログラミング教室を放映していました。

PC-8001が大ヒットし、PC-9801が登場したばかりのこの頃に、私はPC-8001に出会い、最初に後継のPC-8801を購入した一人です。このPC-8801は外部記憶装置がカセットデッキだったのが非常に思い出深いです。

すでに5インチのフロッピ ーディスク装置(ご注意:3.5インチではありませんよ)が出ていましたが高価でした。庶民はもっぱらカセットテープに記録されたソフトをカセットデッキで読み取らせてパソコンに取込んで使用していました。読込みに時間がかかるのと読込途中のエラーにはずいぶん泣かされたことを今でも覚えています。

結局、初のパソコンは簡単なN88-BASICプログラムを数本作っただけで、パックマンやゼビウス等のゲーム専用マシーンで終わってしまいました(もったいない限りでした)。
 
皆さん、如何でしたか?皆さんには無益な話だったかもしれませんが、黎明期のパソコンのことを少しでも知っていただければ幸いです。

次回はマイクロソフトがWindowsを発売した頃のお話しをします。

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