BSD Roomへようこそvol.2
- 2014.09.16
- 開発者News
今回はFreeBSDの歴史について話してみたいと思います。
FreeBSDの元となっているのはBSDというOSです。
BSDは元を辿ればUNIX ですが、様々な事情により分岐して、現在は別々の道を歩んでいます。
BSDはBerkeley Software Distribution の略で、1977年から1995年までカリフォルニア大学バークレー校で開発されていたOSです。
現在はBSD自身の開発は停止していますが、その子孫とも言うべき派生OSが開発されています。
FreeBSDは、このBSDから派生したOSです。他にBSDから派生したOSで主なものはNetBSD、OpenBSDがあります。
NetBSDはハードウェアの移植性に富んだOSです。NetBSDはNASA国際宇宙ステーションの一部プロジェクトで使用されています。
OpenBSDはNetBSDから派生した、最新のセキュリティや暗号化機能を重点的に開発しているOSです。最近セキュリティの脆弱性で問題になりましたOpenSSLから、LibreSSL という新しいプロジェクトをフォーク(分岐)したのもOpenBSD のプロジェクトです。
FreeBSD自身も、現在のMac OS XやiOSで使用されているDarwinというOSのベースになっています。
こういった歴史に少し触れてみる のも面白いと思います。
次回は、PC-BSDについて書きたいと思います。