インターネット黎明期(1990年代後半)
- 2014.11.06
- 開発者News
インターネットは今から半世紀前、アメリカ軍の研究から始まり、軍や研究機関でデータのネットワーク通信に利用され、1990年には全米中にインターネットのネットワーク網が構築されました。
そうした中、1989年に世界で初めての商用ISP(Internet Service Provider)が誕生しました。ISPとはインターネット接続サービスを提供する企業のことで、PSINetが世界初でした。
インターネットがない時代のビジネスの世界ではネットワーク通信はどうしていたのかといいますと、私の経験では全国にアナログの専用線をひいて、生産系や販売系のオンラインシステムを運用していました。
インターネットは1990年代初頭にURL(インターネット上のアドレス)、HTTP(HyperText Transfer Protocol。インターネットの通信手順)、HTML(HyperText Markup Language。WEBページを記述する言語)が考案され、WWW(World Wide Web)の仕組みが出来たことによって、一気に全世界に普及、今日のネット世界に発展しました。
私の場合、1990年代後半からインターネットを利用していますが、初めて使用したブラウザはNetscape Navigatorでした。
当時、Netscape Navigatorは世界的に一番普及していました。しかし、Windowsと一緒に無料配布していたインターネット・エクスプローラーに急激にシェアを奪われ、2000年初頭にAOLに買収され消滅しました(人はこれを第一次ブラウザ戦争と呼んでいます)。
私の初期のインターネット接続環境は、アナログの電話回線でダイヤルアップ接続してテレホーダイ(深夜定額料金)を利用していました。
その時代は通信インフラがインターネット需要に追い付いておらず、アクセスポイントになかなか接続できず。繋がったとしても、通信速度が遅い上にアクセス数が集中し、応答の悪さに泣かされる日々でした。
インターネットが利用できるようになって、まだ20年そこそこしか経っていませんが、今日、これほどまでに発展・進化するとは、当時を知る者として 想像できませんでした。
これから先 、インターネットの世界がどうなっていくのか、本当に楽しみです。