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LISP(リスプ)

2014.11.18
開発者News

今回は、1959年に誕生したLISPについてご紹介したいと思います。

LIST Processor (リスト プロセッサー)という語源から表すように「リスト」というデータ型を扱うことに長けている言語です。
リストというと表を私は思い浮かべますが、まさにExcelといったソフトの原点とも言われる言語がこの「リスプ」です。

ちなみに、LISPのプログラム自身もリストでできているので、プログラムの中でプログラムを生成して実行するといったことが簡単に行えるようです。
人工知能の分野でよく用いられるそうです。

プログラミング言語は「手続き型言語」「関数型言語」「論理型言語」「オブジェクト指向言語」などに分類することができ、LISPは関数型言語に分類されます。
関数型言語とは関数を組み合わせることによりプログラミングする言語のことをいいます。

では、関数とは何なのかを考えてみましょう!
数学の世界の関数を簡単に言いますといくつかの値を与えると、ある1つの値が定まるという関係のことを言います。

プログラミング言語の世界の関数は一般的に0個以上の値を与えると、何かをして、1つの値を返してくれるものを指します。
与える値を引数(ひきすう)、返ってくる値を返値(かえりち)または、戻り値(もどりち)などと呼びます。

LISP言語の文法例
(関数名 引数1 引数2…)
1. 全体を括弧で囲む
2. 関数名、引数同士は空白(半角スペース)で区切る

(+ 345 654)
上記の式は数値の345と654を加算するという意味を持ちます。
よって評価結果は999となります。

※評価結果とは
式中に現れる変数や関数などの値を元に、式の値を計算することを、「式を評価する」と言います。よって、345 + 654 という式を「評価」した後に、999という値が「結果」ということになります。

掛け算とか割り算は下記のように記述します。
(+(* 12 80) (/ 20 5))

12×80+20/5という計算になりますので評価結果は964となります。

それでは、本日はここまでとします。
次回をお楽しみに!

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